平和を感じるのはどんなときですか ?
そもそも平和って何でしょうね。
争いがなく、飢えがなく、格差がなく、差別がなく、日々が穏やかである状態でしょうか。違うかもしれないけれど、そう仮定した上で平和を考えると、平和である状態をイメージすることができます。
きっとみんなが笑顔でいるのでしょうね。
みんなが笑顔でいることって、なかなか難しいことです。自分が笑顔でいても、自分の笑顔は誰かの苦労や悲しみがあって成り立っているかもしれません。ですから、常に自分ではない、他人のことを思いやることが求められるのだと思っています。
自分だけが平和であることはありえません。自分のことしか考えない人が平和を考えることなど不可能ですね。人間は欲望の塊であって、人間の欲望には際限がありません。そういう人が他の人のことを思いやることなど永遠にございません。もっとも常に追われていますから平和を感じることなど全くできません。
自分だけでなく、むしろ自分よりも周りの人々が笑顔になることを信じて、自分ができることをする。そして、そこで大切なことは決して無理をせず、その時にできることを、できる範囲で一つずつ地道に取り組むことだと思います。まずは家族の笑顔を、身内の笑顔を、ご近所さんの笑顔を、と広がっていけば、きっと世の中が平和になるのでしょうね。
さて、では今は平和なのでしょうか。
我々は戦争状態ではないけれど、世界に目を向けると軍事侵攻が続いている地域があります。国家間でもいつ軍事衝突が起こるか分からない地域もあります。生活面では相変わらずの物価高で、賃金はなかなか上がらりません。政治家は賃金を上げるとは言うけれど、選挙が終わると一気に熱が下がります。多くの人がお金のことにしか興味がなく、自分さえ良ければそれで良い、という感覚になっているように思っています。
誰もが自分のことを第一に考えるのは自然で当然のことです。でも、他人のことをちょっとで良いから深く考えてみることで、平和な世の中に一歩でも半歩でも近づくと思うのです。
周囲の人たちの笑顔を何度見たかを日々カウントしてみるのも良いかもしれません。その笑顔に自分が少しでも関わっているのだとしたら、それは自分自身への励みになり、平和への希望に繋がるのではなかろうか、などと思う次第です。
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