未来の都市をどのように設計しますか ?
未来の都市というと、どうしても高度に発達したテクノロジーによる便利な社会を想像する方が多いでしょう。
しかし、それでは人と人との繋がりが希薄で味気ない社会になってしまいそうで、非常に心配です。
「いやいや、人の繋がりはリモートで解決!」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。では、あなた一人が山中奥深い地域で生活できますか?と問いたいです。
したがって、未来の都市を設計するにあたっては、いかにして他者との連携を維持していくかを考えておくべきだと思います。
たとえば、中世ヨーロッパにあったような、広場を中心にレイアウトされた都市をデザインすることも考えられるでしょう。そうなると都市の規模はコンパクトなものになります。巨大都市ではなく、コミュニティが機能できる規模になるでしょう。
おそらく行政、福祉、医療、教育が広場を取り囲むようにあり、商店や経済がその周辺に、商店街のようにあるでしょう。居住エリアが商店街の近くにあります。交通は幹線道路と生活道路を分けて敷設しましょう。鉄道駅は中心から多少離れても適切な位置に配置しましょう。
誰もが未来の都市に便利で暮らしやすいことを求めるでしょうが、便利さを科学技術のみに求めるのはなく、社会のあり方から社会科学の面からもしっかり考えていくべきです。
我々は未来の世代に何を残すのか、その責任があることを決して忘れてはなりません。
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